【40代からのリスキリング】未経験からIT業界への転職成功までの道【後編 転職成功編】

(前編については【リスキリング編】をご覧ください。)

7月(2023年)からIT会社へ転職することができました。
もと不動産キャリア、非IT業界の40代がどのようにしてIT業界へ転職できたか、リスキリングや、転職活動の過程など共有できればと思います。40代で現職に悶々としているかたなどに参考にしていただくと嬉しいです。

1. 転職活動開始

2023年3月頃、コーディングのサポートのためのメンターさんとやり取りをする中で、基本的なコードが書けているので、とっとと実務に入った方が能力体得が早いですよ、全然通用しますよ、準一級もってるし!とお勧めを頂き、転職活動を意識し始めました。

そんな中、嫁さんからボソッと一言、
「育休は1年くらいで通常は復帰する。それ以上になると、空白のキャリアは面接で説明しづらくいなっていくんじゃない。」と。

ちょうど、2023年4月頃で、前の会社を辞めて1年2ヶ月程度経っており、もし会社員に戻るのならそろそろ限度かな、と思い、転職活動開始を決意しました。

利用した転職エージェント
Green:(8社応募 ⇒ 3社書類通過 1社内定)
IT会社といえばの転職エージェントです。募集も豊富で、いろんなキャリアで検索ができるので外せないです。職務経歴書を上げていたら、企業から直接、いいねをもらって、その後、面談、という流れもあります。Green経由で就職が決まると、Amazonギフト券1万円を頂けます。

コトラ:(3社応募 ⇒ 全社書類落ち)
募集は全体的にハイクラスが多いような気がしました。特徴として、おすすめ年齢が表示されていて、年齢制限が気になる筆者としては応募がしやすかったです。応募後、担当エージェントと面談が設定されます。不動産ファンドの求人情報のお話しを頂きましたが、強い信念をもって、IT業界へ志願したい旨をお伝えしました。すると、私が応募した会社以外にも2社、ITやデータアナリスト系の求人をご紹介頂きました。

コトラの求人情報
おすすめ年齢が記載されていて応募しやすい

書類選考の振り返り:

未経験からのキャリアチェンジで、一番ネックになるのは書類選考
面接後、企業側から、一切フィードバックがありませんので、あくまで体感ですが、感じたことです。


資格習得は意味があるか

結論から言って、意味があると思います。
資格は不要、必要なのは実務経験や実際のスキル(ポートフォリオなど)をよく耳にしますが、そもそも、初学者は何からやっていいのかわからないため、資格取得を通して体系立てて学べますし、目標を立てやすいです。
かくいう私は今までしこたま資格は取得してきたたちです。(気になる方はTwitterの自己紹介欄を)

但し、やはり書類選考において、他のものから一つ抜けるためには、取りやすい資格を複数とってもパンチが弱いので、難易度の高いものをばしっと取って、あとは実務経験アピールのためにスキルを砥いだ方が良いかと思います。

そんなわけで、統計検定準一級を短期間で頑張ってばしっ!と取得し、実際のコーディングにリソースをさくようにしました。
面接では特段、資格については言及される機会はありませんでしたが、書類選考においては有効であったと感じています。


ポートフォリオについて:

ポートフォリオは自信をもってこれっというのはなかったのですが、もともとプログラミング学習のきっかけになった株式投資にかかるコーディングやスクレイピングにかかるものを頑張って膨らませて書きました。
以下のような感じで職務経歴書にひねり出して書きました。

・旅行ホテルポータルサイトからの宿泊料、評価及び口コミなどのスクレイピング(Beautiful Sopu及びSelenium)及び口コミ分析(完了しているのは、評価及び口コミのスクレイピングで、分析までは行えていません。)

・株式投資の投資判定プログラム及び株価のSQLへの格納

・不動産会社勤務時に作成したエクセルシートで作成した不動産評価シート

できるだけ膨らませて、アピールすることが基本です。随時、Greenのサイト上で、更新をしていきましたが、ある程度、書類選考に通ったり、企業から”興味あり”を頂いたりしたので、一定の効果はあったと感じています。

3. オファー獲得と面接の振り返り

書類通過3社目の会社で、2度の面接を経て、オファーを頂きました。勝因としては、過去の不動産金融キャリアを評価頂いたことと、自己紹介を簡潔に喋れたことだと思います(後述)。
複数の面接を経験して、感じたことをまとめました。異業種からのIT業界の面接機会、なかなか貴重ですので、是非ご参考を。

  • 過去で働いた業界はやはり相性がいい:
    異業種からの転職活動のため、過去のキャリアをどう説明するかとても悩みました。専門性が高いキャリアほど、過去の経歴の説明で専門用語を使うほうがスムーズに説明できますが、異業種の方に専門用語を使わずに説明すると、キャリアが安っぽくなるし、やや冗長になるし。。
    ただ、自分が過去働いていた業界ですと、キャリアやスキルのアピールがしやすく、会話も成立しやすく、面接が通過しやすいです。オファー頂いた企業は金融系のIT会社ですので、不動産金融と共通の話題も多く、面接でのキャッチボールがスムーズでした。

  • 自己紹介は簡潔に:
    これまでに4社経験があったので、最初のほうは、自己紹介をどう喋っていいか判然としないまま、面接を受けていました。(つまり自分の過去のキャリアについて全て話していました。非常に恥ずかしい。)
    最初の2社の面接では、多分自己紹介10分くらい喋ってたと思います。(さくっとすべりました。)
    内定が出た3社目の面接の準備で、独り言で自己紹介の練習をしていたのですが、横で嫁さんがぼそっと、「長い、長すぎる」、「自己紹介は1分でいい!」と指摘を受け、過去17年間のサラリーマンキャリアを削ぎに削ぎ落しました笑
    結果的にこれが功を奏して、面接もスムーズに進み、オファーを獲得できました。

余談ですが、結果的にオファーが出た会社と、2度の面接後、この会社に行きたさMAXになったので、正式にオファーが出るまでは鬱になりそうなくらい何も手につかない状態でした💦で、オファーを頂いた後は、就職するまで、40代にして久しぶりのモラトリアム気分で、家族と旅行に行ったりと、充実していました。

4. 転職して約3ヶ月が経ちました

早くまとめたかったのですが、なんやかんや忙しくて公開まで3ヶ月もかかってしまいました。
今は配属部署は開発部で、一応技術職。但し、過去経験したドメインの知識をもってクライアントと調整することも期待されており、企画兼開発のようなポジションにいます。今アサインされているプロジェクトは、GPTを使ったプロンプトエンジニア関連で、四苦八苦しながら日々APIをたたきまくってます。
今は、会社員に戻って本当に良かったと思っています。何がいいかって、いろいろありますが、ほぼフルリモートなこと。家族との時間が会社員に入る前とほぼ変わっていません。またベタですが、プロジェクトを通じ、シンプルにクライアントから喜ばれる、つまり社会に貢献できている感情も大事だなと思います。(勿論大変なこと沢山あります。)また会社員生活のこともブログで綴りたいと思います。
最後まで読んでいただいて有難うございました。

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