2020年の8月、コロナ全盛のときに、思い切ってテレビ無し生活をスタートし、3年以上経ちました。テレビの替わりに、プロジェクター内蔵のシーリングライト、ポッピンアラジンと、ディスプレイ+Amazon Firestickに変えました。
当時は独身でしたが、結婚をして、子供(息子)もできました。引っ越しもしました。そして、妻も理解があり、今も、テレビ無し生活を続けています。
昨今、特に若い方の間ではテレビを持たない世帯が増えていると思いますが、40代(妻は30代)の家族もちがテレビを処分して約3年、メリット・デメリットをまとめてみました。
テレビ無し生活のメリット
メリット1:メンタルが整う
テレビは視聴者がコンテンツを自由に選ぶことが難しく、情報を受動的に受け取る形式です。そのため、マスメディアが提供する流行の話題や芸能ゴシップ(ほんと興味ない、、、)、ニュースなどが、私たちの意識に無自覚に影響を及ぼしたり、ときには煽られたりして、感情を刺激されます。
しかし、テレビを見ない選択をすることで、芸能ネタや無関係な情報から解放され、また、流行の追求に時間を割く必要もなくなり、とても穏やかな心を持って過ごすことができるようになります。
テレビを処分したときは、ちょうどリモートワーク中だったのですが、お昼にテレビ無しでご飯を食べていて、すごく清々しかったことを今でも覚えています。
考えてみれば、テレビが一般家庭で普及し始めてから約70年しか経っていません。人類の歴史の中で、食卓にテレビがあるという状況は短期間であり、テレビの誕生以前は当たり前にテレビが存在しない環境で生活していたわけです。食卓にテレビがあることが異常でなくなった今、その変化について考えることがあります。
メリット2:時間が節約できる
テレビがあった時の生活は以下のようでした。
・朝起きるとまずテレビをつける(「朝の時間帯、あなたはどの番組派?」などのフレーズもありますよね。)
・会社から帰宅するとまずテレビをつける
・夕食を食べながらも、とりあえずテレビをつける(もはやテレビがBGMになってしまっています。)
エトセトラエトセトラ…
繰り返しになりますが、テレビは受動的なコンテンツであり、特に目的もなく、ついだらだら長時間見てしまうことがあります。テレビのない生活に切り替えた後、そうした時間がなくなり、生活の質が向上したと感じています。
メリット3:お金が節約できる
言うまでもなく、NHKの受信料の節約は財政的にも大きな影響を及ぼします(衛星契約の場合、月2,220円もの支出がかかります)。毎月2,200円の収益を生み出そうと思うと、50万円を年間5%で運用しなければなりません。不要な支出を削減することは、経済的な健全性だけでなく、精神的な健康にもプラスの影響を与えます。(なお、NHK契約を解約する際には、放送受信契約処分届をNHKに提出する必要がありますので、手続きについて注意が必要です。)
また、NHKの代わりにYoutube Premiumを契約しているとのことですが、これにより広告が流れないため、同様にメンタルが安定します。
テレビ無し生活のデメリット
テレビがないことのデメリットについて考えてみましたが、ほとんどありませんでした。唯一のデメリットとして挙げられるのは、オリンピックやサッカーワールドカップなどの大きなスポーツイベントのテレビ中継が視聴できないことです。しかし、最近では多くの企業がインターネット配信に力を入れており、これらのイベントもオンラインで視聴できるようになっています。具体的な例を挙げると、以下のような状況です。
オリンピック2022 NHKのYoutubeで見れた。
サッカーワールドカップ Abemaで見れた
FIBAバスケットボール 2022 見れなかった。(これは悔しい)
尚、テレビを持っていないことで、他人から変人扱いされる、というのも、テレビを見ている人が減っているせいか、ありません。
ドラマはTverで見れます。
私はドラマなどはほとんど見ませんので、唯一のデメリットは一個だけでした。妻はたまーにドラマをみますが、Tverで見れているようです。
替わりにポッピンアラジンとチューナレスディスプレイ+Firestickを導入しました。
テレビを導入する替わりにプロジェクター側シーリングライト(ポッピンアラジン)と、43インチディスプレイにファイヤースティックを指して使っています。めちゃくちゃ快適です。それぞれのメリットデメリットを書きました。
ポッピンアラジン | チューナレスディスプレイ+FIREスティック | |
メリット | ・なんといっても大画面 (配置をうまくすれば100インチも狙える。我が家は70インチくらいです) | ・安い。(43インチで約50,000円、55インチで約70,000円)楽天経由でポイントもつく。 ・Youtube倍速や、Netflix操作も快適。 ・コメントも見れる。 ・Fire TV Stickの新商品が出た場合でも、安価で買い替え可能。 |
デメリット | ・Youtubeが倍速再生できない ・Netflixの操作がしにくい(ポインタをリモコンで動かして選択するタイプ) (もし上記デメリットが現行のモデルで改善されていたらすみません。) | ・多少嵩張る。 ・壁掛けをしようと思うと手間。 |
我が家は食卓の方にチューナレスディスプレイを設置しており、ほとんどチューナレスディスプレイがメインです。酒を飲みながら、海外の旅系Youtuberの動画を見て、海外気分に浸るのがメインです。
最後に
テレビ無し生活について振り返ってみました。今後もテレビ無し生活を変えるつもりはないですが、唯一の懸念は息子(現在2歳)が成長するにつれて、学校や友達の間でテレビの話題が出たとき、息子が取り残され、息子の交友関係に影響を与えるのではないかということです。しかし、私はできる限りテレビのない生活を続けたいと考えています。息子には、多様な価値観を受け入れることができるコミュニティに属してほしいと願っています。
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